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グラトリを始めたい人や上達したい人に向けて、僕のフェイバリットトリック『f180+SWb180』を前編・後編の2回に分けて解説しています。
この記事は解説の後編になります。
僕が25年かけて培った『力に頼らないグラトリ』を、みんなに伝授できればいいなぁと思い記事にしました。
ちなみに、グラトリができてもモテないかも・・・(ゴニョゴニョ)
でも、少しでも多くの人が、グラトリの魅力にハマってくれたら嬉しいです。
前編をまだ読んでいない人はこちらをどうぞ、読んでもらえたら嬉しいです。
こんな人に見て欲しい
この記事は、次のような僕と同じ人種に向けて書きました!
- 力に頼らないグラトリをマスターしたい人
- 中年サラリーマンからグラトリ をマスターしたい人!
- 身体能力は平凡だけど、地道な努力が得意な人!
- グラトリがほんと〜に大好きな人!
僕のグラトリを引き継いでくれたら嬉しいです。
僕も頑張って記事を書くので一緒に頑張りましょう!
プロフィール
のんです!僕はこんな人間です!
- スノーボード歴25年です。
- ボードにのめり込んだのは中年直前の28歳の頃です。
- 身体能力は平凡ですがグラトリ腕をコツコツ磨きました。
- グラトリにめちゃ!こだわりあります!
自己紹介としまして動画を用意しました。お手隙の際にでも観てみて下さい。
注意点
僕としては中級者や上級者の人達には、初心者に優しいグッドマナーなスノーボーダーを目指して欲しいです。まー、詳しくは前編をご確認下さい。
前編のおさらい
前編の大切なこと3点をおさらいします。
- トリックはさりげなく!
- トリックは滑りの流れを止めない!
- トリックは”間”が重要!
そして、180のコツは・・・
- 自然の力に逆らわない!
滑る板(重力・慣性力)に逆らわずに飛んで下さい。 - 雪面に圧をかける!
間を置く時に雪面を踏み、雪面の圧を感じて下さい。 - 圧の返りを利用しよう!
間を入れてから次の動きに入る時、解放した圧に逆らわず飛ぶ! - 斜面の落差を利用しよう!
ボードは基本的に斜面を下ります。下るということは落差があるってことです。つまり、落差を意識すれば飛ぶ力が弱くて滞空時間が得られます。
さらに深堀りします
さらに180の深堀りをします。
- 自然の力に逆らわないことは、さりげないかっこよさを生む。
- 雪面に圧をかけ解放することは、飛ぶキッカケと力を生む。
- 斜面の落差を利用することは、滞空時間を生む。
自然の力に逆らわない
ボードは常に動いています。基本的に”その場ジャンプ”ということはなく、常に体やボードは下っているのです。
つまりは、”飛ぶこと”や”回すこと”だけに囚われていてはダメなんです!
「何言ってんの?」って疑問に感じる人、すみません。説明が難しいところですが、頑張って解説します。
大切なのは『飛ぶ』『下る』『回す』を連動させることです。
飛んでいる時や回している時も板は常に下っています。
飛ぶことや回すことだけに囚われると、実際の流れに体が遅れます。
『飛ぶこと』や『回すこと』は、常に『板の流れ』や『体の動き』とリンクさせること。
これが『さりげないカッコよさ』を生むコツだと思います。
雪面に圧をかけ解放する
『圧力を掛けること』と『それを解放すること』は、飛ぶ力の源になります。
圧力の掛ける場所によって、飛び方の名前も区別されます。
- オーリー:後ろ足に圧をかけ、圧の解放と同時にテールのしなりで飛ぶ。
- ノーリー:前足に圧をかけ、圧の解放と同時にノーズのしなりで飛ぶ。
- センター:前足に圧をかけ、そして圧の解放と同時に両足で飛ぶ。
f180は『センター』の方が簡単ですが連続トリックに向かないので、
今回は”ちょいオーリー”でのトリックを解説します。
個人的にはオーリーが1番万能な飛び方だと思うので、しっかり学んでほしいと思います。
斜面の落差を利用する
オーリーのデメリットに次のことが挙げられます。
- 真面目に飛ばないとほとんど高さが出ない!
- 板を弾く動きが、最初のうちはイメージできない!
- 最初の内は、回転させる力が得にくい!
つまり、グラトリ 初心者には向いていない飛び方です。
「じゃーダメじゃないの!?」って思った人!大丈夫です。
そのため次の要領で、『圧力』に加え『落差』を上手く利用して下さい。
- 後ろ足に体重の90%をかけ、板をややドリフトさせる!
- フロントが軽くなるので、前足→後足の順で荷重を解放する!
- 後足荷重の解放と共に、テールのかかと付近で雪面を蹴る!
- 落差(下り)を意識して、回しながら飛ぶイメージで!


練習する斜面について
練習する斜面ですが、
落差を利用するので、斜度がそこそこあるほうがやり易いです。
ですが、「斜度があるとスピードが出て怖い!」って考える人が多いと思います。
分かります!
だから、そういう人は初級コースで練習して下さい。
そして落差が少ないので、回りきれるのが難しいと思います。
そんな時はドライブで最後まで回すようにクセをつけて下さい。

アドバイス
全然飛べない人にアドバイスします!
まずは飛ばずにドライブで回転だけを練習してみて下さい。
ドライブは『回転イメージ』を掴むのに有効ですが、それ以外に『板の踏み方』が上達します。
踏み方の上達は『足場の安定』と『雪面圧力の向上』につながります。
そして板を踏めることが、オーリーに必要な要素なのです。
板が踏めるようになれば、自ずとオーリーができるようになると思います。
まずは飛ばないで練習することが、結局のところ上達の近道だと思います。
それでは練習、頑張って下さい。
動画で解説
如何でしょうか。分かってもらえたでしょうか?
言葉だけでは説明が難しいので、動画を用意しました。
何度も繰り返し確認して、是非、イメージを掴んで下さい。
まとめ
- トリックはさりげなく!
- トリックは滑りの流れを止めない!
- トリックは”間”が重要!
そして180のコツは?
- 自然の力に逆らわない!
- 雪面に圧をかける!
- 圧の返りを利用せよ!
- 斜面の落差を利用しよう!
さらに”ちょいオーリ”のコツ。
- 後ろ足に体重の90%をかける!(つもりで乗る)
- 荷重を軽く解放し、テールで軽く雪面を蹴る!
- 落差を意識して、飛んで下る感じで!
以上です。
如何だったでしょうか。
分からないことがある人は、どしどしコメント欄で質問して下さい!
少しでも多くの人の参考になれば嬉しいです!
