はじめに
2年前の夏、それは・・・ とても、とても暑い夏でした。 なぜか暑い夏ほど、熱いことがしたくなる。
この記事はDIYで家の庭に池を作った。
熱い夏の物語の最終話です。
第1話はこちら
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この記事はこんな人向けに書きました
- 庭に池を自作したい人
- DIYが好きな人
- 庭のリノベに興味がある人
注意点
DIYは”Do It Yourself”=「自分でやろう」という意味です。DIYを実施する場合、全ては自己責任でお願いします。
ろ過装置の必要性
コイは排泄物が金魚の比ではなく、とにかく水が汚れます。
汚れの原因は食べ残しや排泄物によるものですが、そのまま放置するとアンモニアなど毒物が蓄積し、コイの生育に悪影響を与えます。
自然界では水草や微生物が有害物質を浄化しますが庭池ではそうはいきません。庭池では自然界を模擬したろ過装置が必要不可欠なのです。
自然界の浄化メカニズム
この記事では、僕がDIYした『外部型ろ過装置』の作り方について解説します。
外部型ろ過装置とは
外部型ろ過装置は、池の”よごれた水”を外部にくみ上げ、ろ過部により水質を浄化させ、池に水を戻すという仕組みです。
外部ろ過装置の概略図
僕の作ったろ過部はこんな概要と構成・役割は以下の通りです。

ろ過部の概要
ろ過部の構成と役割
メリット
外部ろ過装置のメリットはこんな感じです。
- ろ過能力が高い
- 水換え時の生体ストレス軽減
- 水質が安定しやすい
- 拡張性が高い
概略検討
ろ過装置は計画的に作成・設置することが大切です。
まずは、池の大きさ・水流・水質などを考慮して、ろ過装置の大きさや設置場所を決めましょう。
その際「配管の長さ」、「池とろ過装置の高低差」、「メンテナンス性」も考慮するのがいいですよ。
概略検討(僕の場合)
僕が作成したろ過装置のメリットは「とてもシンプル」なことです。
ろ過能力は”ほどほど”ですが、構造が簡単なので作りやすく、ろ過材が出し入れしやすいのでメンテナンスが簡単です。
このため、初めてろ過装置をDIYする人にオススメです。
また、ろ過装置の作り方を紹介しているブログ・動画はたくさんあるので、色々、調べて参考にするといいと思います。
部品・材料・工具
僕が作ったろ過装置の使用部品・材料を紹介します。
使用部品<ろ過部>
物理ろ過部の使用部品
化学・生物ろ過の使用部品
・アクリルケース小[13L](3p):3,000円
・アクリルケース大[21L]:1,200円
・化学フィルタ(3p):1,800円
・コットンフィルタ:3,200円
・セラミックろ材:2,100円
・各種塩ビ管:1,500円
計:12,800円
①塩ビ管20
②エルボ継手20
③継手チーズ20
④継手20
⑤給水栓用エルボ
⑥ホースニップル
⑦給水栓ソケット20×3/4
使用部品<それ以外>
ろ過部以外の使用部品
・対候性ホース(8m):3,200円
・ポンプ:4,200円
・各種塩ビ管:5,000円
・竹製カケヒ:6,500円
計:18,900,円
①塩ビ管20
②エルボ継手20
③継手チーズ20
④継手20
⑤給水栓用エルボ
⑥ホースニップル
⑦給水栓ソケット20×3/4
工具と材料
ろ過装置を作るために必要な工具と材料を以下に示します。
使用工具・材料
ろ過装置の作成
物理ろ過部の作り方
物理ろ過部の作り方を説明します。まずは、水を分散させるツールを作ります。
次に3つのアクリルケースに下記のような穴を開けます。
さらにろ過部の給水口と排水口を作ります。
作業1で作った拡散ツールを取り付ければ、物理ろ過部は完成です。
化学ろ過部・生物ろ過部の作り方
次に化学ろ過部・生物濾過部の作り方を説明します。
給水用配管の作り方
ここの施工は、池のサイズ、伝搬距離、揚程など設計結果によってやり方がまちまちなので、参考程度と考えて下さい。
以上が僕がDIYで作成したろ過装置の作り方です。
カルキ抜き
さて、いよいよ水を入れますが、水道水には殺菌のために塩素が含まれているため、これを中和しないと魚が死んでしまいます。中和剤はペットショップで売っていますが、池には大量の中和剤が必要になるため、コストが高くなってしまいます。
おすすめなのが「カルキぬき(ハイポ)」です。40リットルの水に対して1gのハイポを使用することで中和が可能で、一粒あたり0.1〜0.2g程度なので、10リットルのバケツに対しては1〜2粒程度で良いでしょう。下のハイポは500g入っているため、1トンの池で約20回分使用できます。
いよいよコイ放流
初めてコイを池に放流する日、改めて水質と水温チェックを行い、コイをゆっくり水温に慣らしました。
手探りでの作業だったため、正直ドキドキしました。
使用後の感想
2年以上経過した現時点での僕の感想ですが、池にはサイズ30~50cmのコイが7匹いて、このポンプで2年以上飼育していますが、水質は安定しており、特に問題は無いようです。
まとめ
自作のろ過装置を作ることで、水槽内の環境を改善することができます。
材料や道具、ポンプの選び方から、循環型のろ過装置の作り方や注意点まで、様々なポイントを紹介しました。
自作する際は、しっかりと計画を立て、適切な材料や道具を選び、設置後も定期的にメンテナンスを行うことが大切です。
水槽内の環境を守り、健康的な生態系を維持するために、ぜひ自作のろ過装置にチャレンジしてみて下さい。
以下が使用部品の購入先のリンク情報です。なお、PCでうまく表示されない場合は、スマホで表示させてみて下さい。
ポンプ(吐出量3000L/H 最大揚程2.8M)
アクリルケース小[13L]
アクリルケース大[21L]
生化学フィルタ
コットンフィルタ
セラミック濾過材
