【映画】他人事ではない!?“子どもへの無関心”が及ぼす影響を、怪盗グルーから学ぶ



はじめに

こんにちは!かいです!

アマゾンプライムで、映画「怪盗グルーと月泥棒」を見ました!

そこで目に付いたのは、グルーのお母さんの“子どもへの無関心”

「グルーのオカン、毒親やん。」と非難しつつ、「他人事にできないな」とドキッとするものを感じました…

今回は

  • 子どもに無関心なグルーのお母さん(マレーナ)登場シーン
  • 子どもへの無関心が及ぼす影響
  • スマホネグレクト

についてです!

この記事を読んでから「怪盗グルーと月泥棒」を観れば、新たな視点で楽しめます!

 

 



グルーのお母さん登場シーン

子どもに無関心なグルーのお母さん

シーン①:グルーがテレビで月面着陸を見ている(00:15:45)

グルーは、お母さん(以下マレーナ)に「いつか月に行くで!」と夢を語ります

しかし、マレーナは「NASAは猿を月に送るのをやめた」と、“月には行けない“という現実を突きつけて、グルーの夢を否定しています

 

シーン②:グルーが幼少期を思い返す(00:55:50)

グルーは、銀行のお偉いさんに「唯一の問題は、君だ。」と言われて、過去がフラッシュバックします

グルー少年がロケットの絵を描いたり、模型を作ったり、仕舞いには本物のロケットを作っても

シーン③:遊園地のゲーム

 

グルーのお母さんは、グルーを愛している

シーン①:マレーナからグルーに電話する(00:13:55)

映画の冒頭で、マレーナがグルーに電話をしているシーンがあります

そこで、「ピラミッド盗むやなんての。あんたがやったんやろ?」と皮肉を言っています

グルーが「言っとくけど、もうちょっとしたら僕もでかいことやるよ」「そしたらきっとママも自慢に思うやろ」と言うと、マレーナは鼻で笑って「まぁ頑張りや」と電話を切ります

一見、感じ悪いお母さんですが(^^;; これは、自分の息子への心配と期待を伝えているのではないでしょうか

おそらくマレーナは、ピラミッドを盗んだ悪党がいる中、大きな実績を出せなくてグルーが焦っていると思った

そこで、落ち込んでいないか様子を見ると同時に「お前なら、ピラミッド以上のものを盗めるよ」と信頼を伝えたかったから、(空手の稽古中にも関わらず)自ら電話をかけたと考えられます

良い伝え方が他にありそうですが、マレーナなりに精一杯息子への関心を伝えたのかもしれません

かい
電話切った後の空手キックはパワフルだったね!
のん
息子の前向きな姿勢が嬉しかったんだろうなぁ

シーン②:マレーナが幼い頃のグルーの写真を見せる(00:59:40)

マレーナがグルー宅に遊びに来て、3人の子どもたちにグルーの幼い頃の写真を見せているシーンです
「見てみぃ!このちっこいおケツ」と赤ちゃんのグルーがお風呂に入っている写真を見せています
これは、3人の子どもたちを孫として受け止め、可愛く思うから会いにきたのでしょう
また、写真を撮って大切に保管していることから、グルーのことも可愛くて大好きだったことが伺えます
かい
子どもの内面に無関心ではあるけど、子ども自体は好きそうだね!

なぜ母親の愛は届かなかったのか?

自分が一番という考えだった

マレーナは元・伝説的な大悪党。

悪党は、自分の欲を満たすために悪いことをする人たちなので、マレーナも「自分が一番」という性格だったのかもしれません。

だから、グルーとの会話よりも、漫画読んだりくつろいだりする娯楽を優先してしまったと考えられます

 

自分も無関心な親に育てられた

もしかしたらマレーナ自身も、子どもに無関心な親の元で育った可能性があります

親子間の正しい愛情表現の仕方がわからないまま、自分が親になってしまったのかもしれません

マレーナの家庭環境に問題があったなら、大悪党になったのも、グルーに対してテキトーな返事を当たり前のようにしていたのも納得できます

 

コミュニケーションの仕方がわからなかった

マレーナは元々、人とのコミュニケーションが苦手という説もあり得ます

悪党だったということは、人を傷つけることも仕事の一部です

人の心に寄り添うコミュニケーションをとる必要がないでしょう

実際、言葉にトゲがあったり、話し方が感じ悪い時があります

息子とも、このような“愛のない話し方“で会話をしていたのかもしれません

 

自分に、余裕がなかった

マレーナは、グルーが幼い時に離婚しています

女手一つで幼い男の子を育てるのは、身体的にも経済的にも大変です

結果、精神的に余裕がなくて、グルーに関心を寄せれなかったとも考えられます

 

 



親の無関心が子どもにどう影響するか

愛着障害を引き起こす

親の無関心は、愛着障害の原因の1つとされています

他にも以下の原因で愛着障害が起きます

・両親の離婚
養育者のネグレクト、無視、無関心
・養育者の頻繁な交替
・養育者との死別、離別
・虐待
・兄弟との差別、極端な比較
・褒められ体験の欠如
・厳格すぎるしつけ環境
参考:愛着障害-横浜つづきクリニック

愛着障害は、生まれ持った先天的なものではなく、経験や環境で起こる後天的なもの

つまり、防ぐことができるものなので、なるべく防いであげたいですね

 

 

愛着障害の特徴

反応性愛着障害と脱抑制型愛着障害

愛着障害には反応性愛着障害と脱抑制型愛着障害の2種類があります

この2つの愛着障害の特徴は真逆です

反応性愛着障害の子は、人に頼ることが苦手です。困った状況でも人に助けを求められないので、人知れず苦しい思いをしてしまいます。

脱抑制型愛着障害の子は、誰にでも甘えます。親しげですが、協調性に欠ける部分があるので、結果人と上手く関係を築けません。

 

大人の愛着障害

子どもの時に愛着障害に陥ると、大人になっても愛着障害が残ることがあります

大人の愛着障害には「情緒面」「対人関係」「アイデンティティ」の3つに分けて、以下のような特徴があります

情緒面
  • 傷つきやすい
  • 怒りが抑えられない
  • 考え方が極端になりがち
  • 過去に捉われて、引きずってしまう

 

対人関係
  • 極端に人の顔色をうかがう
  • 人とのほどよい距離感がわからない
  • 親のことを恨んでしまう
  • 親の期待に応えられないと自分を責める
  • パートナーや、自分の子どもの愛し方がわからない

 

アイデンティティ

大人になると多くのことを自分の意志で選択し、それに沿って行動していくことになります。愛着形成がうまくいかなかった人の場合、好奇心や積極性、自己肯定感が適切に育まれておらず、進学や就職などの決断に苦労することがあります。また、それに伴ってアイデンティティの確立ができず、自分の存在価値について悩み、さらに自己肯定感が低下するというケースが多いです。

  • 自分自身で決断できない
  • 選択に満足できない
  • 自己肯定感が低い

 

50代男性のグルーはまさに、大人の愛着障害に当てはまります

 

 

スマホ・ネグレクト

スマホ・ネグレクトは育児放棄の一種

スマホ・ネグレクトは、親がスマホに夢中になって、子どもを無視してしまうことです

スマホ・ネグレクトは最近問題視されていて、「プチ虐待」と呼ばれています

一番厄介な部分は、親に自覚がないです

育児放棄にもいくつか種類があって、スマホネグレクトは情緒的ネグレクトにあたります

情緒的ネグレクトは、子どもの要求や言動に無関心になることです

親としてそんなつもりがなくても、もしスマホばかりいじっていたら、子どもは「お母さんは僕のことを見てくれない…」と寂しい思いをしているかもしれません

 

かい
授乳中、スマホいじってるわ…ものすごく身に覚えがある…

育児中はスマホをいじれないのか?

ここからは個人的な意見ですが、とはいえ子どもといる時に全くスマホをいじらないのは無理な話です

「子どもと居る時はスマホいじるのやめなきゃ!」と意気込みすぎるとストレスになります

育児で100点満点を取るのは至難の技です。自分の中の合格点ギリギリを目指して、できる限りの努力をすることが大切です!

 

そこでおすすめは、マイルールを作ること!私は、以下の3点をマイルールにしています

  • スマホをいじってる間、30秒に一回は子どもの方を見る
  • 子どもが声を出したら必ず、スマホを止めて、「なぁに?」「どうしたの?」と様子を伺う
  • 授乳中は子どもに三言以上話しかけたらスマホOK

 

かい
スマホ・ネグレクトは、誰しもが知らぬ間に陥る可能性のある身近な育児放棄…でも「気をつけよう」と意識さえしていれば、回避できると思います
のん
スマホは“頼れる育児グッズ”にもなるので、上手に付き合っていきたいですね

 

 

おわりに

今回は「『怪盗グルーと月泥棒』から子どもへの無関心を考える」というお話しでした!

まとめると

「自分は無関心なつもりじゃなくても、子どもは『お母さん、僕に興味がないんだ…』と寂しい思いをしているかもしれない」

「怪盗グルーと月泥棒」は、普段の行動を見直す良いきっかけになる映画です

もし機会があったら、ぜひ“グルーの生い立ち”に注目してみてください♪

 

「怪盗グルーと月泥棒」は、アマゾンプライムで無料配信されています!月額500円で様々な映画が見放題、中には名作映画もあるのでおすすめです♪

 

 

追伸:親子関係も、ハッピーエンド。

※ここから、ネタバレ要素があります。ご注意ください。

 

 

 

 

 

映画の最後、3人の子どもたちによるバレエの発表会が行われます

そこにはマレーナの姿もあります

無事3人の子どもたちを取り戻し、念願のバレエの発表会

グルーはとても嬉しそうです

その時、マレーナがこう言います

 

「あんたは自慢の息子やで。」

「こんな、ええ親になるなんてなぁ…うちそっくりや。」

「うちよりええかもな。」

 

そう言われたグルーは、思わず口がにっこりしています

グルーが、やっと自分のお母さんから認められて、本当に全てがハッピーエンドになる瞬間。心がほっこりするシーンです。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございます(^^)

 

 


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